中古車購入の体験談・口コミ

中古車を購入するまでに、いろいろ調べて分かったことや体験したことを書いていきます。はじめいろいろな中古車情報誌や情報サイトで探してましたが、最後のほうでは価格comをよく利用してました。車体本体価格だけでなく車検費用なども含めた総支払価格を安い順に並び替えて探すことができた点がとても役に立ちました。車両本体価格と総支払総額とではお店によって10万円から30万円ほどの開きがあり、車体本体価格を見ると割安だなあっと思ったケースでも総支払価格を見たらそうでもなかったものが、いくつかあったからです。

今回車を買い替えるに至った理由は、雪深い地方の山道、全面凍結したアイスバーの下り坂でタイヤがロック、滑り続けてコンクリートの道路壁にぶつかって車が破損してしまったのがきっかけです。駆動系はFF車の2WD、ABSなし、スタッドレスタイヤはDUNLOPのDSXでオートバックスで格安で売ってたものです。ブレーキは効かず、ハンドルを切っても思うように進まない、ひたすら道路壁にぶつかるまで車は滑り続けていきました。翌日、自動車修理工場へ車をもっていき診てもらったところ、修理代で30万円はかかるとのこと。今のっている車は購入してから大分年月がたっており走行距離もかなり走っていたので、市場価格を調べてみると既に10万円程度になっていました。修理代よりも同じ年式の車を中古で買った方が安上がりになるため、車の買い替えを決意しました。

車を買うのあたって、まず車に求める条件を列挙してみました。まずは買い替えのきっかけとなったのが雪道でのスリップ事故なので安全性。最低でもABSありで、できれば4WDの車を探すことにしました。とはいえ雪の少ない街乗りが中心になるので燃費など考慮するとFFか4WDかでけっこう迷いました。

続いて経済性。最近はガソリン価格が高騰し続けているので燃費のいい車を選ぶことにしました。ハイブリッド車も魅力的でしたが、バッテリーあがりが心配であるのと車両本体価格がまだ高く燃費の良さをもってしても初期費用の割高分をカバーするのは難しいと考えてガソリン車に。(EV(電気自動車)はまだ移動できる距離数が少ないのとインフラ整備が進んでないので条件から外しました。)
最近は観光レジャーなどで山・海のほうに行く機会が増えてきましたので、アウトドア用品などたくさん荷物が載せれれる室内の広いタイプがいいと思っていました。また山や海に行くとなると長距離を走ることが多く、疲れをとるための仮眠スペースとシートの倒れ具合(フルフラットまで倒せるかどうか)なども考慮に入れました。また室内の広さを売りにしている車の場合、ベンチシートを採用しているものも多く、このタイプであれば運転席側のドアを開くスペースがないときは助手席側からでもスムーズに下りれる点も魅力的でした。これらの条件からまずワゴン、SUV、ミニバンに絞り込み、さらにガソリン価格が高騰し続けている現状を考慮して燃費のいい車としてコンパクトカー軽自動車に絞り込みました。ガソリン価格が高騰してなければ排気量の大きい走行性能の高い車を選択してたかと思います。

続いて走行距離年式。年式が古ければ古いほど価格も安くなり、走行距離が長くなれなるほど価格が安くなります。でも後々になって痛んだ部品の交換等で余計な出費が増えたら、価格の優位性はなくなってしまいます。とはいえ年式が新しく走行距離が短くても価格が新車とほとんど変わらなければ、新車を買った方がよいという結論になってしまいます。そこで価格は新車価格の半額くらいを目安とし、年式は6年以内、走行距離は5万キロ以内で探してみることにしました。ただし価格に関しては新車の価格が高額のものほど中古車市場では値落ち幅が大きくなっているものが多く、選ぶ車種によって価格の基準は変わります。

そして次に考慮すべき事項として修理歴の有無。修理歴の有無は日本自動車査定協会が定める箇所(1)サイドメンバー(フロントとリア)、(2)クロスメンバー、(3)インサイドパネル(フロント)、(4)ピラー(フロント・センター・リア)、(5)ダッシュパネル、(6)ルーフ、(7)センターフロアパネル、(8)リアフロア、(9)ラジエターコアサポート(交換)の修理があるかないか。修理歴有の車でよければ割安で買える車がさらに増えますが、これらの部品で修理した痕跡がある場合、走行や安全にかかわるパーツを事故などで破損し、交換している可能性が高いので、念のため修理歴なしで絞り込むことにしました。ちなみに細かい傷やフェンダーを交換しただけでは修理歴ありにはならないようです。

最後はどこの中古車販売店で買うかです。かつては自分の足で地元の中古車屋を一軒一軒まわっていましたが、今はインターネットで全国の中古車屋の中から欲しい車を探すことができます。契約とその他の手続きもメールと電話だけで済ます人もいます。全国規模で探せば、地元の狭い範囲で探すよりも、もっと条件のいい車が見つかる可能性が高くなります。ただし遠方で購入するとなると車を試乗したり、室内やエンジンルーム、エンジン音などを自分で確かめることが難しくなるため、当初、想定していた車と違うものが届くリスクも高くなります。私は、よりいい条件で車を購入したかったので全国規模で調べていましたが、たまたま地元の中古車屋で条件のいい車が見つかったため、直接出向いて試乗をし、エンジンルームと室内、エンジン音、室内の臭い、エアコンの効き具合・タイヤなどを確認することができました。※車検の切れた中古車では試乗を断られるケースがあります。その場合でも展示場内であれば少し試乗させてもらえる場合もあります。アフター保障がどれだけ充実しているかも中古車販売店を選ぶ際の基準になります。またインターネット上での口コミなども参考になります。

 


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